カスティリオーニ

2012/08/19

先日母校のOB会で先輩の萬代さんと盛り上がったカスティリオーニ談義、
久しぶりにバイブルゾーンから本を取り出して読み直しました。
絶版かと思っていたらまだ売っていたんですね。

アキッレ・カスティリオーニ自由の探求としてのデザイン アキッレ・カスティリオーニ自由の探求としてのデザイン
(2007/12)
多木 陽介

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「セッラ」「メッツァードロ」のように、
レディメイド(既成品の転用・代用)の
手法を取り入れたのデザイン。
決して手法に偏った意外性ではなく、
日用品をオブジェのようにこよなく愛して、
日頃の観察の中からそれらを違った視点で見ていたのだろうと思う。
使ったことはありませんが、マヨネーズスプーンなどは
正にそんな取り組みの傑作。
学生の時に見た時は半世紀も前に既に
こんな考え方があったのかと思って
昔を知ることの重要性を知りました。
そんな彼の生涯、最も自画自賛するデザインはというと、
この電気スイッチだそうです。
彼の人柄がよく現れていると思います。
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あたりまえの生活を見直す時代に入っている今、
カスティリオーニの事も、もう一度見直すことにしました。
新しい発見がまだまだあります。
以下、脈略無く本文抜粋しました。

「どうせ消費される」ことを平然と自覚した
この極度にシニカルな消費文化のデザインを
「全くフォルムだけをいじっている」と批判し、
「このような傾向に迎合するデザイナーは、
生活のクオリティのためではなく、
単に利益を上げるためにデザインをしており、
したがって環境を改善するための
努力を一切していない」
「私のデザインした作品がどこかのミュージアムに
私の名前とともに飾られてあるというのは嬉しいが、
私がデザインしたなどとは知らずに、いやそれこそ、
物をデザインするという職業があるなんてことも知らずに、
普通の家庭の適切な場所で、昔からあった物のように
使ってくれるほうがもっと嬉しいね。」
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メッツァードロ
ミニチュアも売ってるので知っている人も多いはず。
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アルコ
少しでもインテリアに興味がある人なら必ず一度は目にしているのでは。