好きこそものの上手なれ

2012/09/24

以前こんな記事を見つけました。
「自動車はできるのに、家電はなぜできないか?」
自動車メーカーのデザイナーや開発者はとことん車好きな人が多いのに比べて、家電メーカーのデザイナーや開発者はそうではないのではというような内容です。
このように家電メーカーがやり玉に挙げられる事も多くなりましたん。
確かに自動車メーカーの人たちは自動車好きだという印象がありますし、本業とは別にコンペなどに出品している家電メーカーのデザイナーが多いという話を聞くと、本業に専念しろよと思うのですが、それだけ本業に魅力が薄れているということでしょうか。
人にとって家電を使うことは生活を豊かに変化させる、あるいは便利さを向上させる上での手段であって目的ではありません。
若いデザイナーほどそう考えている人が多いのでは思います。
しかし家電を作る人は、とりあえずは新しい電気製品を作って売ることでしか人の生活を豊かに変えることが出来ません。
ここに製造業のジレンマがあります。
例えば車メーカーに就職するよりも家電メーカーを選ぶ人は家電好きというよりもインテリアとか料理とか暮らしに関係することが
好きな人だという人が結構多いと思います。
でも実際は毎年毎年エアコンのデザインばっかり、掃除機のデザインばっかりということになってしまいます。
彼らが好きだろう建築やインテリアの本なんかを見ると、そんな生活家電は見事に隠されている事が多々あります。
こうなったらもうモノではなく仕事をとことん好きになるしかないんじゃないでしょうか。
エアコンなんて超必需品だけど、極論は部屋から消えてくれたほうが良いのはみんな思っているところ。
本当に仕事を追求する人だったら事業部や会社の枠を超えて、そんなエアコンを開発してくれるんじゃないかと切に願っています。
そんな事を考えていた矢先のつい先日、
ある車メーカーのデザイナーさん達と話す機会があったのですが、案の定というかやっぱり車好きを超えて愛してしまっているようで車を持っていない僕はほとんど話についていけませんでした。
車こそ究極のマスプロダクト、会社で好きなことばっかりしている訳ではないと思いますが、それでも車は大好きなんですね。