製造業の非製造業化メモ

2012/10/15

ハンバーガーチェーン5社の200以上のメニューの中から
1位を発表するという番組を見ました。
その番組に出演していたハンバーガーチェーンの広報や開発担当者の秘話や自社のメニューにかける
情熱的な姿勢にうんうんと納得しながら見ていると外食チェーンは製造業だという言葉を思い出しました。
 ※ちなみにランキング一位は『モスバーガ―』のモスバーガーだったそうです。
製造という言葉には若干抵抗があるかもしれませんが、材料の調達、製造・加工・物流のハード面だけでなく、
メニューの企画や開発、マーケティングやプロモーションなどを考えると十分製造業と同じだといえます。
消費者製品でいうところのSPAということになるのでしょうか。
日本ではユニクロや良品計画等の小売業発信の方が一般的なのですが、世界的にはIKEA、Apple(Appleストア)、DELLのダイレクトモデルなどの製造業で成功している(した)企業の方が良く知られています。
日本の製造業の場合は流通の慣行から店舗を持って直売するような動きをしないのが一般的です。
仮に先ほどのような「大手ハンバーガーチェーン」が、一般的な製造業のように店舗を持ったり直売しないのに自社ブランドのメニューを持っていて、スーパーやコンビニなどの小売に商品を卸す事に特化するような「大手ハンバーガーブランド」業態だったらどうなるか。
お店の限られた売り場を大手ブランド同士で争い、売り場での見栄えのため派手なメニューやパッケージになり、固定ファンを掴めなかったブランドは自社ブランドだけではやっていけないので小売店のオリジナル商品を作ったり競合ブランドの外注製造先となったりで徐々に経営の効率化のため製造に特化する企業に変わっていってしまい、お客さんとの距離が離れていきます。
そういう意味で外食チェーンは狭義の製造業ではないのだろうと思います。
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