「押して、引っ張る」

2013/03/25

1人で仕事をするようになって知り合った方や、クライアントの方に、僕のスタンスを言い当てられる機会が増えました。
自分のスタンスなんて自分にとって当たり前のこと。
改めて考えることもありませんので、これは大変ありがたいことだと思い、ここで赤裸々に独白します。
どんな事を言われるかというと、覚えている中で
・間の人
・中性的
・両刀使い
・バランス感覚が良い
など。
いろんな言い方がありますが、みんなだいたい言いたいことは同じ。
それは、
「デザイナー・つくり手・職人」という立ち位置と「経営者、商売人、消費者」の立ち位置ついて言っているのだと思います。
なぜ言い当てられてると感じるのか。
それは自分で大事にしている取り組み方の一つと一致しているからです。
何かのアイデアやデザインを考える時、制作に入る前にできるだけゼロベースから入りフラットな状態で考えます。
これにはいろんなデザインの考え方があるかと思いますがそうじゃないと単に面白く無いからです。
それが自分の中で明確になってきてから僕は、立ち位置を180°切り替えてアイデアを引っ張る側になります。
そのアイデアと前提条件が対峙して初めて崩せる前提条件が無いかを考え、実際に売る人、買う人、使う人になって初めて制作を進めます。
そうしないと、「そのアイデアが本当に面白い製品になるのか」「前提となっている機能は必要な機能か」「販売店にとって売りにくい商品じゃないか」その他諸々の数えきれない制約なんてとてもじゃないけど冷静に見きれません。
誰でも自分が出したアイデアやデザインには妙に固執してしまって、道が逸れてる事に気が付かずにそのテンションのまま提案してしまいがちになります。
僕はあまりそういった事はしたくありませんので、「押して引っ張る」。
そんなやり方で何とかチューニングしています。
こんな取り組み方が良いのか悪いのか分かりませんが、今までそれでやってきました。
壁にぶつかるまではそれで行こうと思います。
以上、何とぞよろしくお願いします。