「オブジェクトとしての魅力」

2013/05/27

先日、出張の際に立ち寄った古道具屋さんでこんなものを買いました。
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雑誌などで見たことがあるかもしれませんが実はこれ、昔の切手濡らしです。
陶器で出来ていて、味のある風合いです。
普通郵便局にはスポンジに水を含ませたものが置いていますね。
スーパーの袋を開ける時にも使うものと同じものです。
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僕は10代の頃から指先に水分が無く、こういったものが無いとレジ袋が開けられなかったので、妙に気になります。
「陶器の切手濡らし?」の使い方は容器部分に水を浸し、ローラーを回すと濡れた部分が表に出てくる仕組みです。
ローラーの円筒部だけ釉薬がかかっておらず、ざらっとした素地が見えていて湿りやすくなっています。
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いつからスポンジの切手濡らし(海綿というらしい)が主流になったのか分かりませんが、もちろん初めに思いついた人がいたはずです。
スポンジを見た瞬間に「切手濡らしに使える!」って思ったのではないでしょうか。
この陶器の切手濡らしを作っていたようなメーカーも、スポンジの切手濡らしが出回った時に「スポンジか、、!考えもしなかった、、」みたいな事を思ったのではと想像します。
しかし物としての佇まいは陶器の切手濡らしの方が魅力的。
スポンジが劣化した時の姿は、浸している水も汚いのではないかと思ってしまいます。
それでも「そういう仕様だから仕方が無い」というものには、佇まいの魅力などどうでも良くなって、デザインの良し悪しなど誰も気に留めなくなります。
たかが小さな切手濡らしのデザイン一つですが、決して主張しない物の佇まい。
とても大事です。
メーカー名?は「ベテランシリーズ」
ロゴはインパクト大です。
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