「動いてるのではなく生きている」

2013/07/08

先日とても面白い本に出会いました。
工場は生きている
阪神大震災から復興した阪神間の企業を対象にした、神戸新聞の記者さんの丁寧な取材とイラストレーターの味のある挿絵。
活字も多い本ですが、絵本のような感覚で見入ってしまいました。
僕もたまに工場を見学させて頂くことがあります。
とても大きな工場から数人で運営されている小さな工場。
チャレンジ精神のある工場だったりや保守的な工場だったり。
一括りに工場と言っても、人と同様に千差万別です。
テレビで見るような、自分達の技術で何を作るかという未来の問題だけでなく、今日一日で何個製造できるか、1個を何円で作れるか、何個不良品が出るかなどの日々の生産も死活問題だったりします。
その中でも一番大切だと感じたことは、そこで人が働いているという事です。
もし自分が何かの工場を持っていて、大きな仕事を受注して効率よく回す必要が出てきた時。
効率という視点で、自分以外を全て機械化していく事が最良の方法だという事もあると思います。
ですが、それは面白い仕事と言えるのかなと想像したら、たぶん全くやり甲斐を感じないのではないでしょうか。
怒られるかもしれませんが、仕事のために人がいるんじゃなくて、人の為に仕事があるんだと思います。
この本のタイトルもそんな思いで付けられたのかなと思いました。
13070802.jpg
13070803.jpg
13070801.jpg