「裏コンセプト」

2013/12/03

月曜日発刊の予定でしたがアップできていませんでした。
製品をデザインする時には大体の人がコンセプトやストーリーを作ります。
誰がいつどんな場所で使うのか、どんな気持ちでどこでそれを買うのか、欲しい機能や要素は何か、
書き出すと切りがありませんが、そのコンセプトが仕様に反映されて商品の骨格や仕様を決めていきます。
そしてそのデザインコンセプトが、商品コンセプトになり、商品説明に消化されていきます。
しかしそのようなセオリー通りの製品を作っても、あまり表情の無い、つまらないデザインになってしまうことがしばしなあります。
折角作った製品が自分にとってつまらないものであれば、お客さんにとってもつまらない商品になるはずです。
そこでそうならないように、表向きのコンセプトと、絶対に誰にも言わない裏コンセプトを考えたりして楽しみます。
実は何かを模して連想できそうな形にしてみたり、表向きの用途とは違う用途にも使えるようにしたり、ある時にだけ違った見え方になる工夫があったり などなど。
それで誰か気付いてくれたらいいな、くらいの気持ちだけ込めてニヤニヤします。
また、製品の中などの見えない所に自分のサインを刻印する人がいるというのを聞いたことがあります。
同じような事かもしれませんが、自分にはそういった欲求は理解できません。
自分だけの密かな作為であっても、誰の為にもならないことはユーモアにもならないと思うからです。