先日ある目上の人がこう言ってました。
「人は失敗からしか学べないですよね。」
本当に失敗したことがある人は身を持って知っていることだと思います。
しかし経験の無い人、実感の無い人がこの言葉のまま聞いても何も身になりません。
じゃあ失敗してもいいんですね?ということになってしまいます。
言葉のまま受け取って、失敗だけから学ぼうとするとネガティブな事しか出てきません。
ではなぜ失敗からしか学べないと言うのでしょうか。
それは失敗の前に、必ずチャレンジがあるからです。
僕は未知の部分があるからチャレンジと言うのだと思います。
それが失敗する前か後かは分かりませんが、未知に触れる時、そこに必ず学びがあると思うのです。
何が未知で何が既知かを知っておく事は重要ですが、全て企画書で説明がつく程度の事はチャレンジだとは思いません。
失敗したらその時足りなかった所を直せばいいし、成功したら学んだ部分が活きたという事になると思います。
(もちろん、自分の失敗を人のせいにするのは問題外です。)
つまり、多くの人が失敗からしか学べないと言っている事は、チャレンジからしか学べないと言っている事と同じことなのです。
ではそうではない、チャレンジしないままの失敗の何がいけないかというと、未知に触れる事の無いままの失敗なのですから、失敗した要因の具体性を得ず、次の機会に直面した時、前と同じ失敗を繰り返してしまいます。
だから本当に失敗から学んできた人は、失敗の質の違いを理解していて、許容でき、また機会を与えられる人なんだと思います。
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もう2015年の就職活動が始まって、リクルートスーツを見かける事が増えました。
僕もデザイン業界に携わらせて頂いて10年。もうすぐ11年になります。
10年仕事をしていると、知人の中にデザインを諦める人が出てきます。
一年の間にデザインを勉強して卒業していく生徒が何人いるか分かりませんが、かなりの人数がいるはずです。
その中で職に就ける生徒はそのうちの何割か。
さらに10年続けている人はさらにそのうちの何割か。
そんな印象。
仲の良い人がデザインを続けていけない姿を見るのは結構つらいところがあります。
逆に、最近はデザインが必要だと感じている企業は、小さい会社を含めると毎年卒業する生徒の数よりも多いと感じています。
何かしら自分達で発信する物を作っている会社さんは、デザイナーを雇って欲しいと常々思っています。
社運を掛けた商品開発は経験豊富なデザイナーでないと怖いところがありますが、そんな大きなプロジェクト以外にもデザイナーが必要な機会がたくさんあります。
小さな会社はデザインだけの為に人を雇うのは厳しいのが実情ですが、ちょっとしたカタログ、DM、ホームページ、年賀状も。挙げ出したらキリがありません。
第二新卒や結婚出産を終えた女性でもデザインを続けたいと思っている人はたくさんいると思います。
ビジョンを持っている方は新卒デザイナーを招き入れてもやっていけると思います。
ただしそんな会社に入るデザイナーは、仕事のほとんどがデザインに関係ない事だと受け入れないといけません。
(これ若いデザイナーには結構辛い事です。)
それを理解した上で、会社は若いデザイナーに就業外での創作活動の自由を与えて欲しいし、既婚の女性デザイナーには定時で帰れらる環境を作って欲しいと思います。
デザインを続けていきたいと思うモチベーションが切れる要因は、ほとんどこの2つだからです。


12月になると芽が出るように急に皆忙しいと言い出しますよね。
それが面白いと思ったので、先日英語の先生にその事を言ったら、彼曰くそれが日本人の変なところだって言うのです。
というのも、仕事が多くて忙しい、習い事が多くて忙しい、家の用事が多くて忙しい、そういうのを引っ括めて僕たちは忙しいと言っているんだと指摘されました。
例えば仕事絡みの忘年会だとか、退社後の習い事だとか、家族との時間は楽しい物じゃないの?と言うのです。
忙しいというのは頭の中が忙殺されるような雑務が多い時に使うと言うのです。
(もしかしたら日本語でも元々そうなのかもしれません)
そう言われたら確かにその通りです。
英語圏の人から見ると日本人は義務感が強いのですね。
特に仕事関係の付き合いというのは、部活の上下関係の延長がそのまま大人になっても残っています。
(特にスポーツ系)
横の関係よりも縦の関係の意識が強いから、何をするにしても義務感を感じるのだと思います。
ところで、先日打ち合わせで、若い人の価値観が全然分からないと言っている年配の方がいました。
良し悪しの話ではありませんが、今は上下関係が昔ほど強くないので、義務感も薄れています。
20代の人達は、20歳も30歳も離れた人からすると、欧米人に近いと言ってもいいと思います。
逆もまた同じです。
話を聞いていて、外国の人に対して仕事ではできるだけ相手の国の歴史を勉強したり、価値観を受け入れようと頑張るのと同じように、同じ国の価値観の違う人に対しても、相手のことを勉強したり受け入れたらいいのになと思いました。


月曜日発刊の予定でしたがアップできていませんでした。
製品をデザインする時には大体の人がコンセプトやストーリーを作ります。
誰がいつどんな場所で使うのか、どんな気持ちでどこでそれを買うのか、欲しい機能や要素は何か、
書き出すと切りがありませんが、そのコンセプトが仕様に反映されて商品の骨格や仕様を決めていきます。
そしてそのデザインコンセプトが、商品コンセプトになり、商品説明に消化されていきます。
しかしそのようなセオリー通りの製品を作っても、あまり表情の無い、つまらないデザインになってしまうことがしばしなあります。
折角作った製品が自分にとってつまらないものであれば、お客さんにとってもつまらない商品になるはずです。
そこでそうならないように、表向きのコンセプトと、絶対に誰にも言わない裏コンセプトを考えたりして楽しみます。
実は何かを模して連想できそうな形にしてみたり、表向きの用途とは違う用途にも使えるようにしたり、ある時にだけ違った見え方になる工夫があったり などなど。
それで誰か気付いてくれたらいいな、くらいの気持ちだけ込めてニヤニヤします。
また、製品の中などの見えない所に自分のサインを刻印する人がいるというのを聞いたことがあります。
同じような事かもしれませんが、自分にはそういった欲求は理解できません。
自分だけの密かな作為であっても、誰の為にもならないことはユーモアにもならないと思うからです。


私事ですが、9月にジョギングか自転車の乗りすぎかで膝を痛めてしまいました。
朝起きたら突然の痛みで、足を持ち上げるのも痛いほど。
最初は靭帯でも損傷したのかなと思いました。
それでもかろうじて歩く事はできたので、まさかこの年で痛風かと思い血の気が引いたのを覚えています。
病院に行くと全然大したことは無く、スポーツをした後にストレッチなど体のメンテナンスをほとんどしていなかったので、たぶん数年分の負担が一気に来たのが原因です。
腸脛靭帯炎(ちょうけいじんたいえん)の詳細
それから週に一度くらい整骨院に行って少しずず症状を和らげる施術をしてもらっています。
そして今回初めて筋肉の仕組みを知り、それだけでは足りないと思い、毎朝ラジオ体操をするようになりました。
昔は工場などでラジオ体操をする風景をテレビで見て、あんなの毎日するの嫌だなと思っていましたし、小学校でもほとんどラジオ体操に行っていませんでした。
体操の手順もほとんど覚えていなかったのでYouTubeを見ながらです。
YouTubeほんと便利です。
そんな毎日の地道な体操の効果もあってか痛みもだいぶ治まり、前屈でマイナス30cmくらいまで固くなった体が2ヶ月でマイナス10cmくらいまで柔らかくなりました。
先人の知恵は馬鹿にできませんね。
それでもまだマイナスですが。
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かわいい写真だったので拝借しました。