「円卓の力」

2014/01/20

先日、非常勤講師をしている学部の新年会が神戸の中国料理店で行われました。
僕が普段授業をしている教室は学部とは別棟にあるので、他にどんな先生がいるのかあまり知りません。
その日も最初は講師だけかと思って軽い気持ちで行ったのですが、普段会わない教授さん達も全員揃っていて驚きました。
僕は皆が普段どんな仕事や研究しているかも知りません。
年も親子ほど離れている方ばかり。
にも関わらず必ず年長の人から先に挨拶して頂き、名詞も頂き、僕は全て後手に回ってしまいました。
あまり知らない偉い人が同席する場は久しぶりでそんな後手後手の新年会に。
最初は緊張もありましたが、気さくな人達が多くすぐに馴染む事ができました。
何でこんなに話しやすいのかと思ってたら、多分テーブルが回転式の円卓だったからです。
中華料理店などで良く見かけるテーブルです。
食べたい物があったら各々テーブルを回して食べ物を取れるし、基本大皿料理なのである程度皆に食べ物が行き渡ります。
普通のテーブルだったら一番若い僕が料理を均等に分けたり、不公平の無いようにお皿を移動させたりしないといけません。
飲み物を注いで回るような事もしなくていいので、変な気を使わず食事や会話に加われます。

調べてみると、そんな回転式のテーブルを中国に広がったのは日本の中国料理店が使ったことがきっかけらしく、それも驚きです。
和食と円卓はあまり相性が良くないと思いますが、中国料理の食事の仕方や作法との相性が良かったから本国にも普及したんだと思います。
単に回る機能の付きテーブルという事ではなく、楽しい食事の場を提供する装置なのだと思います。
よく中国に出張してた時は毎日のように円卓料理を食べていたので、てっきり中国何千年の歴史の賜物だと思っておりました。
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