「日常のルーツを辿る」

2014/01/27

最近、料理に関わる製品のデザインをさせて頂いていて、家で料理を作って実験などをしている時に、いろいろ感じる事がありました。
料理と食事は生活の中でも当たり前で最も大事な営みです。
ここ数年たくさんの人の間で、そういった生活において当たり前の事を見直して、自分たちで作るという事が増えたように思います。
例えば農業。ブームではありますが、一昔前では農業体験止まり。
自分で農場を借りたり、農業に関わる仕事に就きたい人が増えたという事も昔はありませんでした。
屠殺ワークショップに関心が集まるのも頷けます。
男女問わず自分で料理をする人も増えたように感じます。
お店やコンビニなどで提示されたものを選ぶだけの生活から自分でやりくりして作る生活に変わります。
僕も一人暮らしを始めた時に、外で食べる料理がどれだけ濃い調味料を使っているか分かりました。
食事以外では、家具や雑貨をDIYをする人も増えています。
昔であれば、何かを「作る」という趣味は、作る事自体が目的に近い状態だったので、どちらかといえばお金のかかる趣味でした。
こういった流れは経済的な理由もあったと思いますが、自分たちの日常生活に対して能動的になったんだと思います。
当たり前に生活の中に入り込んでいる物が、どのように作られているのか知らないことがほとんどですが、能動的になったことで知識を得たり、動機を見つけて掘り下げたりして、自分たちの日常生活を楽しみ、豊かさを創っているのだと思います。
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