「一勝百敗」

2014/02/17

最近仕事でポートフォリオを作る必要があり、過去の仕事を整理しておりました。
今までポートフォリオなど作ってこなかったので、ホームページに載せるような物以外、過去の仕事を見返す事は自分の中だけの事です。
それもどちらかというとアーカイブ的な役割で。
改めて、そんな何年も前の過去の仕事の背景を見返すといろんな思いが蘇ってきます。
多くの人がそうだと思うのですが、うまくいった事というのは、何年経ってもそんなに記憶は変わりません。
しかし、うまくいかなかった仕事は見返した時と当時とでは、かなり違った見方になると思います。
その、うまくいかなかった仕事の個人的な最低基準は、製品化されたかどうかです。
デザインや商品開発の仕事においては、提案が通っただけでは、うまくいったとは言えません。
商品化されて、たくさん売れたり、市場や関係者に何らかの影響があったりという事になって、初めて個人としてはうまくいったと思っています。
そして、うまくいかなかったものに共通して言える事は、仕事の進め方がまずかった、と思います。
よく、提案する側もされる側も「デザインが良くなかった」とか「デザインは良かったのに製品化されなかった」言う事があるのですが、それはとても曖昧な理由だと思いますし、提案する側が言うにはあまりに無責任な言い訳のように思います。
提案するまでの調査・考案・創造のプロセスも大事だし、提案の仕方の工夫も大事。
関係する背景の状況を十分理解することも必要です。
製品のデザインなので、特に一番大事なフェーズは提案した後にやって来ます。
製品化までの道筋を作っていけるかどうかだと思います。
ですので、提案する前の進め方が良ければ、自ずとデザインも良くなると思いますし、提案した後の進め方が悪ければ、デザインが良かったのに製品化されなかったという事になります。
そのような、うまくいかなかった提案が山ほど出てきてうなだれた、この一週間でした。