「デザインの5つ星」

2014/07/14

先日、知人の新築祝いに呼んで頂いた時、
そのお洒落なお宅にたまたま昔デザインに携わった製品がありました。

プロダクトデザインは、デザインの絵を書いて終わりではなく、
実際の素材・色・質感を考えたり確認したり、企画から設計・製造、
時にはブランディングや販売戦略にまで関わります。

しかし仕事がら、ほとんどは屋内で使うものが多いので、実際に使っているところを目にする機会はなかなかありません。

1年や2年をかけて製品が出来ていく工程に幅広く首を突っ込み、
面白い事(大変な事も)たくさんありますが、
一番うれしい時はやっぱり人が使っている所を見た時です。

ざっくりとした工程順に嬉しさレベルを付けると、

1.プレゼンがうまくいったとき ☆☆★★★
 最初の難関がクリアした時で嬉しさもありますが、ここからが長い道のりのスタート。

2.試作品が出来てきた時 ☆☆☆★★
 試作のクオリティはケースバイケースですが、
 実際の素材やサイズで立体が出来たがった時は心が湧きます。
 反面、コストや技術的に想定していた事が出来ないという事も多々あります。
 この時が一番パワーを使う時でもあります。

3.量産見本が出来てきた時 ☆☆☆★★
 すんなりとうまくいけば凄く嬉しいのですが、
 ここまでは開発に関わる人間だけが見えていた事がたくさんあります。
 ここで初めて、その他の多くの関係者に「商品」と意識される瞬間です。
 色々な意見が出てきてコンセプト・商品性がブレやすい、デリケートなタイミングです。
 ここでの踏ん張りにもパワーを使います。

4.販売後の評価を聞く ☆☆☆★★
 良い時も悪い時もありますが、思っていたとおりの結果ではあまり面白くありません。(個人的に)
 男性向けのアイテムが意外に女性にも受けている、などの予想外の事が起きると、また湧きます。

5.お店で売っているのを発見する ☆☆☆☆★
 もしお店で発見したら、誰がどんな風にその製品を見てるのかじっと見てしまいます。
 自分が携わらない陳列の仕方やPOPを見ても意外な事が多く勉強になります。

6.使っている所を見る ☆☆☆☆☆
 ここがピーク。ここまではずっと想像の中だけの雲を掴むような話。
 製品のデザインはやっぱり人に使われて初めて存在価値があります。

関わる範囲が多いだけピーク時の喜びもひとしおです。

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そのような物を使っている方、見かけた方、写真を送ってください。