「舞台裏」

2014/12/22

先日、初めてCM撮影の立ち合いをしました。
場所は名村造船所跡地すぐ近くにあるスタジオウェアハウス
総勢30名近くの人員で、前日にセット組、当日は夜中の2時まで撮影というハードな日程でした。
大きなトラブルは無く無事に終わり、関係者の皆さまに本当に感謝です。

コンセプトメイキング、ブランディング、デザイン、開発からリリースまで、
プロダクトデザインのお仕事は商品開発の一から加わる事が多いのですが、
フェーズが進む毎に、当然関係する人達が増えていきます。
この過程が面白いのは、最初は落書きやアイデアや企画書レベルのものが、
進んでいく毎に製品が完成していき、販促物やWEBなども出来、
公に発表されると一人歩きを始めていくというように、
アイデアが商品へとだんだん成長していく姿が見られるからです。

最後の方は子離れしていく感覚にも近いと思います。
それから店頭で見た時は、社会に出た子どもを見るような気分かもしれませんね。

その中でも今回の撮影は、僕が経験した中でも一番大掛かりなもの。
関わる人や経由するフィルターが多いほど、ブランドの骨格・コンセプトというのは
とても大事だな改めて思いました。

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カメラマンさん

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映像さん

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照明さん

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監督、演出、スタイリストさんと某アートディレクター

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巨大な照明さん

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楽屋裏 僕はほとんどここにいました。

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そして真夜中の撤収。

どのような映像になるのか楽しみです。


「西の7人」

2014/12/20

毎週週初めに更新しているこのブログも前回、
128回目にして初めて締め切りを落としてしまいました。
ですで今回はイレギュラー更新です。

先日ニュースで告知した東京表参道にある、CEMENT PRODUCE DESIGNさんが
運営するショップcoto mono michiさんで開催されているイベント[7 west]の模様です。
(一部写真をお借りしました。)

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急な企画にも関わらずお店の方がしっかりディスプレーや
壁面パネルを作りこんで頂いていて驚きました。
さすがデザイン会社さんが運営されているお店です。

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左が南大成君のブランド アルルカン 右が湯浅君のブランドin out
両方ともセルフプロダクションです。

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左のリュックが前職の後輩 清水君が手掛けているブランド amario 
こちらはディレクションブランドです。(自社製品ではないという意味)

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福嶋くんが手掛けているブランド KOBAYASHI DANSAI
こちらもディレクションブランドです。

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株式会社Yさんの「Y」
セルフプロダクションです。

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江口さんが手掛けたステーショナリーシリーズ ALIGN LINE

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おなじみのTiny Formed
ディスプレイの指示を何もしていませんでしたが、センスよくディスプレイしてもらえました。

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lemnos 時計台の時計
木曜日に開いたトークイベントではレムノスの東京スタッフにも来場頂きました。

デザイナーが自身で製造販売を行っていたり、製造メーカーさんと深く取り組んでいるから
急に決まったイベントでも、すぐに対応できるのが強みです。

24日まで開催されているので、関東方面の方は是非ご来店ください。

[7 WEST]
会期:2014年12月18日[木] – 24日[水]
場所:coto mono michi at TOKYO
住所:東京都港区南青山5-2-16 2F
時間:11時〜20時(※初日18日と、19日はトークショー開催のため、営業時間が18時までとなります。)

参加デザイナー
小池和也(Doogdesign)
清水隆之(RISE DESIGN)
福嶋賢二(KENJI FUKUSHIMA DESIGN)
南大成(HIROMINAMI.DESIGN)
三宅喜之・野尻佳代(株式会社Y)
湯浅 宏之(moton)
江口海里(KAIRI EGUCHI DESIGN)

ちなみに、7 westという名前は関西の若手デザイナー7人(7組)という意味。
最初は悪ノリで「西の7人」という名前にしていたのですが、いつの間にか英語に変わっていました。


先日、グランフロント大阪にTAKEO PAPER SHOWを見に行きました。
竹尾ペーパーショーを見るのは数年ぶりです、もう47回目なのですね。

竹尾は紙の大手卸問屋さんです。
前職でミラノ・サローネに出展した時に向かいのブースに出展されていて、
その時ブースに立たれていた方と仲良くなったので少し親近感があります。

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大阪展は9日までなのでぜひ。

紙といえば先月は和紙が世界無形文化遺産に選定されました。
その後ニュースを詳しく追っていませんが、手漉き和紙の技術が選定されたということでしょうか。

和食が選定された時もみんな疑問に感じた事だと思いますが、
日本では和食、和紙、和室、和服など、自国のものをわざわざ和と言って区別しないといけません。

ペーパーショーの後、なんとなく自宅を見回しても和紙製のものは一つもありませんでしたし、
自宅のマンションには和室がありません。
(20歳まで済んでいた実家にも和室はありませんでした。)
和食も少し気合を入れないとなかなか作りません。
和服ももちろん持っていません。

自国のものがスタンダードでは無くなっているというのは、改めて考えると凄いことですね。


先日大学の授業でのこと。
ある学生が取り組んでいる課題で、段ボール製の単純な箱型のスケールモデルを作る、
という作業がありました。
そのモデルを授業内で作り直すことになったのですが、時間が無いから無理だという返事。
理由を聞くと、工房にあるレーザーカッターは前日までに予約を入れないと使えない、
とのことでした。

最近は多くの学校でレーザーカッターや3Dプリンターを導入していますが、
段ボールを切るだけでレーザーカッターを使っていることに驚きました。

その場はそれくらいカッターで切りなさいという話をして、
展開図の計算や折り線の入れ方などを説明しました。
(最初に作ったモデルはレーザーカッターで箱の面ごとに切り分け、
折り目は裏からテープを貼っていました。)

この一件はとても複雑な問題をはらんでいますが、物を作るということだけに絞ると、
機械の正確さや効率性に頼って物を作る事は、誰かに見せる必要があるときや、
仕様を検証したり複数のものを比較する時には便利です。
これをモックアップと言っています。

頭だけで考えた物がそのまま正確な完成品になってしまったら、
点と点が繋がるだけなので、そのものの検証をすることは出来ても、脱線することが出来ません。
自分で工作が出来れば、作っている過程で考えの間違いに気づいたり、
もっと良いアイデアが生まれたり、素材を組み合わせてみたりすると思わぬ発見がたくさん出てきます。
これをプロトタイピングと言っています。

そうして結果出来上がったデザインを検証するため、見せるためのものづくり、
モックアップはその道のプロや機械に任せたら良いと思いますが、
プロトタイピングはアイデアスケッチの延長、予約を待つものではなくデザイナー自身が作るものです。

工作の技術を飛び越えて機械でしか物が作れなくなると、
発想の幅が狭くなってしまうように思います。

僕はというと、時計の針の検証は0.1mm単位で調整するので、
いい加減レーザーカッターが欲しいなと思っています。
さすがにこれは自分でしなくて良いだろうと。

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「肩たたき」

2014/11/25

タイトルが凄いですが、特に何もありません。

先日、関西蚤の市で買ったものです。

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磁器製の肩たたき棒だと思って事務所のデスクに置くのにちょうど良いサイズので買いました。
(高さ15cm位)
下部がポッテリと膨らんでいるので重みがあり、しっくりと手に馴染み、適度な強さで叩けます。
ちょっと傾いているのが愛嬌ですね。

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別の場所で見つけた器。
材はオリーブの木だそうです。
どこかの国のお土産物でしょうか。
これを見てやっと気付きました。

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もともとはそれぞれ共材だったのだと思いますが、
ハーブか何かのすり鉢とすり棒だったのですね。

会場には偶然、STUDIO Mで働く学生時代の友人も出展していました。
人も物も偶然の巡り合わせは楽しいですね。