「折りたたみ傘」

2015/04/27

前回はアンヌレラの長傘について書きましたので今回は折りたたみ傘。

プロジェクトは普通、ある程度フェーズが段階的に分かれていますが、
アンヌレラは当初からプロダクトデザインだけではなく、コンセプトメイクから
ブランディング、販促方法、なども全て並行して行うという異例のものでした。

特に、店頭でのディスプレイ什器のデザインや展開方法は大きな課題です。
販売店での折りたたみ傘のディスプレイはフック掛けが一般的ですので、
パッケージに入れた製品でもフック掛けできなければなりません。

また、アンヌレラは店頭でお客さんが傘の生地を触ると、傘の生地が汚れて
購入されたお客さんの初回使用時に十分な効果が発揮できないので
開けられないパッケージが必須でした。

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この場合、色々なメーカーさんの傘と混在してブランドの色が出し難く、
相場の倍ほどの価格の割に、そうは見えないだろうという欠点もあります。

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ある程度スペースを確保できるお店での販売であれば
このような専用什器を作ってブランドの色を出そうとします。
(他社様の写真を無断で使用しています。)

しかし、このような専用什器を販売店ごとに作るとコストが非常にかかってしまいます。
コストパフォーマンスも考慮して、効果的な店頭ディスプレイにするには
どうしたら良いかに腐心しました。

それで作ったのがこのパッケージです。

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2つポイントがあり、一つは「フック掛けが出来ない」ということ。
フック掛けが出来てしまうと、専用什器を置けない店頭では、
前述の通り他社様の製品と混在してしまいます。
そこで、敢えてフック掛けが出来ない仕様にしました。

もう一つは自立するということ。
自立することで専用什器を作らなくても厳かにディスプレイすることが出来、
他社様の製品と混ざらず、ブランドの色を出しやすくしました。