秋のデザインウィークが終わり一段落したところで、
MATERIAL DESIGIN EXHIBITION の模様を紹介させていただきます。

※デザインウィークが終了しても12月25日まで展示されていますので、
年内に機会がありましたらお立ち寄りください。

エントランス
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展覧会ディレクター 鈴木啓太氏
グラフィックデザイン 岡崎智弘氏
撮影(パンフレット) 長谷川健太氏

株式会社NBCメッシュテック×倉本仁氏
Phantom tray
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ふんわりと成型されたポリエステルメッシュの張りから生まれる反射やモアレが綺麗です。
会期中、日に日にトレイが増えていき、自己増殖しているような印象を受け愛着を感じました。

株式会社NBCメッシュテック×北川大輔氏
Fasten
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メッシュでありながら水を溜める花器の提案。何度も試作され、まだアップデートが続いているようです。
ディレクターからメッシュの3次曲面は妖艶であると結論づけられておりました。

旭硝子株式会社×吉田真也氏
Piece of flame
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ガラスの透過性を維持しつつ映像の投影が可能なGascene®を使った提案。
実用品の提案の中では異質ですが、人類最初の照明器具が火だとして揺らめく炎を筐体内部から投影しています。

ダイワボウノイ株式会社×福島賢二氏・橋本崇秀氏/AZUCHI
Japanese paper code
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麻を原料とする和紙から作られた糸「OJO+」を編んだペーパーコードの提案。
銀鏡塗装されたYチェアが独特な雰囲気を醸し出しています。

岐セン株式会社×小池和也
decresc series
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Projectでも触れているので詳しく書きませんが、自分でも気に入ってしまったので、
余った突板で事務所用に1台スツールを制作頂いております。
年明けぐらいには事務所で見ることが出来ます。

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Material connexion Tokyo Facebookページより

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10月30日に催されたトークセッションでは90人を超える方に来場頂いたそうです。
僕の予想では30人ほどかと思っていましたので驚きました。
同時刻、周辺で様々なイベントが開催されているにも関わらず、たくさんの方にご来場頂きありがとうございました。

MUJI HUT
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今年は数年ぶりにデザインウィークを巡りましたが、またかなり盛り上がってきている印象を受けました。
写真は今回巡って見た中で一番欲しいと思ったものです。小屋ですが。

蛇足でありますが、今回は週刊少年デザインの第150号でした。


    しばらく忙しくしており、久しぶりの更新となってしまいました。

        150号を目前にして週刊を月刊を変えようかと真剣に考えております。

            今回は既に告知しているイベントの案内ですが、小池が実行委員をつとめさせて頂いたイベント、10月3日からデザイン・クリエイティブセンター神戸 KIITOで開催される「100人の日用品展」について。

                実行委員のメンバーと、わずか一ヶ月ちょっとの準備期間で何とか開催までこぎ着けることが出来ました。

                    短期間で100人もの人達の賛同を募って大規模な展示会が実現できたのは、賛同者のご好意とメンバーの集合知に尽きると思いました。

                        「日用品」という身近なものを通じてデザインを意識する、というテーマで集まった皆さまの展示品やコメントもとても面白く、プロダクトデザインの仕事をしている自分にとっても知らないことだらけ。

                            地味なテーマですが、かなり見応えのある内容となっております。

                                今週の土曜日から開催されますので、お時間のある方は是非ご来場ください。

                                    また、サテライト会場では実行委員の日用品を展示しております。


                                      様々な職業の方がフラットな場で各々の日用品にコメントを添えて展示します。
                                      プロダクトデザイナー
                                      グラフィックデザイナー
                                      イラストレーター
                                      ジュエリー作家
                                      鞄職人
                                      家具職人
                                      鋏職人
                                      ガラス作家
                                      陶芸家
                                      研究者
                                      フットウェア開発者
                                      文様作家
                                      病院の院長
                                      インテリアショップ
                                      アパレルショップ
                                      器屋
                                      日本酒ソムリエ
                                      会社会長
                                      会社社長
                                      カメラマン
                                      文具王
                                      ブロガー
                                      ちんどん屋
                                      ニート
                                      などなど

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                                      100人の日用品展

                                      「デザイン」と聞いて何を思い浮かべるでしょうか。

                                      奇抜なモノ、高価なモノ、特別なモノというイメージを多くの方が持たれているのではないでしょうか。
                                      本来、デザインとは日々の暮らしに寄り添うモノです。
                                      普段見過ごされている日用品にフォーカスをあて、実はデザインがとても身近にあったのだと気付いてもらえる展示を行います。

                                        本展では、第一線で活躍するデザイン関係者をはじめ、様々な職業の方が日頃使っている日用品をお借りして、購入動機やお気に入りのポイントの解説とともに展示いたします。

                                          総勢100名の異なる価値観で選ばれた日用品を見つめ直すことで、改めてデザインについて考えるきっかけになればと思います。

                                            イベントHP :http://100commodities.com

                                              会期後、撮影許可を頂いた出品者様の日用品の写真とコメントを順次公開していく予定です。

                                              ____________________

                                                □メイン会場

                                                    会 場 :デザイン・クリエイティブセンター神戸【KIITO】

                                                             2階 奥 実験的活用スペース

                                                                 フロアガイド http://kiito.jp/floor-guide/?floor=2f

                                                                会 期 :2015年10月3 日(土)~18 日(日)

                                                                         ※5日・13日はKIITO休館日にともない、本展もお休みとなります。

                                                                        時 間 :11:00 ~ 18:00 (初日の3日と最終日の18日は17:00まで)

                                                                            入場料 :無料

                                                                                住 所 :神戸市中央区小野浜町1-4

                                                                                    地 図 :https://goo.gl/eObz2z


                                                                                      ____________________

                                                                                        □サテライト会場1

                                                                                            会 場 :A NON DESIGN 

                                                                                                H P :http://www.rhetoric.jp/company/shopinfo/e/a_non_design

                                                                                                    会 期 :2015年10月3 日(土)~18 日(日)(期間中無休)

                                                                                                        時 間 :11:00 ~ 20:00

                                                                                                            住 所 :神戸市中央区磯上通6丁目1-15 

                                                                                                                地 図 :https://goo.gl/TnSX6W


                                                                                                                  ____________________

                                                                                                                    □サテライト会場2

                                                                                                                        会 場 :VOICE of COFFEE

                                                                                                                            H P :http://voiceofcoffee.com/

                                                                                                                                会 期 :2015年10月3 日(土)~18 日(日)(水曜日定休日)

                                                                                                                                    時 間 :10:00 ~ 19:00

                                                                                                                                        住 所 :神戸市中央区海岸通4丁目3-13 1F

                                                                                                                                            地 図 :https://goo.gl/fLOVcO

                                                                                                                                                ※イベントなどで急遽営業日が変更になる場合があります。

                                                                                                                                                     事前にFacebookページでご確認ください。

                                                                                                                                                         https://www.facebook.com/VOICEofCOFFEE/


                                                                                                                                                          ____________________

                                                                                                                                                            主 催 :100人の日用品展 実行委員会

                                                                                                                                                                実行委員:江口 海里、小池 和也、橋本 崇秀、福嶋 賢二、南 大成

                                                                                                                                                                    A D :ゴトウシュウ

                                                                                                                                                                        連 携 :LIFE IS CREATIVE 展(KIITO 主催イベント)

                                                                                                                                                                            後 援 :神戸市

                                                                                                                                                                                100人の日用品展は、神戸市が2008年10月16日にユネスコ創造都市ネットワークのデザイン都市に認定されたことにちなんだ「KOBE デザインの日」の記念イベントです。

桂離宮

2015/07/13

    先日は平日の朝九時から京都桂にある桂離宮へ行ってまいりました。
    予約が必要で、近いこともあり、初めて本で読んでから15年経ってから行くという重すぎる腰。
    ちなみに予約は3ヶ月待ちでした。

        建築意匠も庭園の仕掛けも盛り沢山で、自然美というより人が作った芸術作品という印象。昔の高貴な人は四季を楽しむためにここまでしたのかと驚きます。

            個人的にとても面白かったことは、建築雑誌などにもよく載っている古書院の月見台というところがあるのですが(観月を楽しむためのデッキみたいな場所)、
            後日、英語の先生にその月見台について説明すると、「月を見てどうするんだ?」と聞かれた事でした。


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モノについて

2015/06/29

    とあるミーティングで日本人は物を擬人化するという話をしました。大昔の日本では、モノという言葉は霊魂を意味したといいます。そのモノが身の回りのあらゆる何かに宿るとも考えられていて、それから漢字が伝来した時に物という字にあてられ、いつからか今の「物」の意味になったのだと思います。

        また、属人器という概念も日本と朝鮮半島の食文化だそうです。道具や工具においても属人器があり、ずっと同じものを使い続けて段々馴染んでくるような事なのだと思います。確かにずっと自分が使い続けている物には何か宿っているような、相棒のように愛着が湧く感じがします。

            日本人がよく物を擬人化するという性質はその辺りのメンタリティーが絡んでいるのではないでしょうか。

                欧米ではデザインにエレガンス性を重視しますが、日本ではたくさん欧米のものが入って来ているとはいえ、やはり独特な感覚で受け入れています。

                  僕はまだ愛着に対して答えを出せていませんが、デザインを表情で例える事があるように、表層的な部分でも精神的な部分でも、これから特に再考すべき重要な要素だと思います。

                    2015062901

                      ちなみにこれは先日のイベントで制作したお猪口と徳利です。
                      陶器と硝子の徳利、木のお猪口、全て手作りだったのでそれぞれ微妙に形状が違い、組み合わせによって全く表情が変わってしまうのでとても苦労しました。


    先日、とあるクライアントさんからポートフォリオを持ってきてくださいと言われ、はたと気が付きました。

        僕はポートフォリオを持っていませんし、社会人になってからずっと自分のポートフォリオを作ったことがありませんでした。

            そんな事があり、改めてポートフォリオの事を考える機会になりました。

                今までたくさんのポートフォリオを見てきたので、こんな事を考慮されていたり、盛り込まれたりしていれば良いな、ということを見る側の視点で書いておきます。

                    1)ポートフォリオを見られるシチュエーションを考慮する。

                        ・郵送して見てもらう。

                            ・直に会い、相手がポートフォリオを持って見る。

                                ・直に会い、自分がポートフォリオの作品を紹介する。

                                    それぞれでシチュエーションが異なるので、自ずと内容や仕様も変わります。

                                        2)プロダクトデザイナーらしい部分に力を入れる。

                                            ・ページをめくりやすい仕様にする。

                                                ・ページをめくりやすい紙種を選定する。

                                                    ・手に持って見やすい重さ、大きさにする。

                                                        ・紙厚、透け感をページの内容によって変える。

                                                          など

                                                            3)相手によって内容を変える。

                                                                ホームページなどで相手の得意分野や業種をリサーチし、相手の見たい内容を推察して比重を変える。

                                                                    4)見やすい構成、仕掛けを盛り込む。

                                                                        ・読むよりも、見て理解できる表現。

                                                                            ・ページをめくったら解がある構成。

                                                                                ・時系列や制作ジャンル別ではなく起承転結を意識する。

                                                                                    ・ポートフォリオ的なフォーマットにこだわらない。


                                                                                      ある水準まで行くと、表現力・技術力は似たり寄ったりになっていきます。
                                                                                      また、見慣れると次に何が来るのかもだいたい予想がつきます。
                                                                                      インターネットでいろんな人のポートフォリオを閲覧できますし、いろんな人に見てもらう事が容易になってきているので、ポートフォリオの水準も昔に比べてずっと高くなってきていますね。

                                                                                      持ってない人間が言うのも何ですが。

                                                                                      2015062201