料理教室、始めました。

2016/05/22

お久しぶりです。

知らない間に当ブログのタイトルが、週刊から月刊に変わっていることにお気づきでしょうか。

既に更新頻度が隔月になりつつあり、放っておくと季刊になりかねません。
とはいえ、この春からスタッフも入り時間的余裕も出来始めましたので、また粛々と更新頻度を上げていこうと考えております。

さて先日、事務所でうどん作りのワークショップを行いました。
というのも、僕はデザインの原点は図画工作だと考えており、また、料理は制作を通じて成果品を作るという点で、デザインにも工作にも通じると考えていましたので、たまたま人が集まる機会に乗じ、ちょっとやってみました。

実際のうどん作りの様子です。

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ダマが無くなるまで生地を練ります。

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練り方は陶芸の粘土をこねる要領と同じようです。
手つきが早すぎてブレてしまいました。

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1時間寝かせた後、生地を延ばしていきます。

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厚みの精度を競っていますが、厚みの均一性には性格の違いが出るようです。

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延ばした生地に片栗粉を塗しながらを三つ折りします。

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裁断工程。
この新卒の二人は料理が得意でないそうですが、プロダクト学科卒という事もあってか、わりと均一に切っていました。

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写真はベーシックな釜玉うどんです。
出汁はお向かいの靭(うつぼ)鰹節店さんの鰹節を使わせて頂きました。

本題ですが、デザインと工作の関係について
デザインは往々にして机上・画面上の創作になりがちになり、創造段階と検討段階の時間差によって、創造と実物の誤差を体感として得にくくなります。

自分の手で工作する事の良さといえば、
実際に手で作る事で、見え方や持ち方などを実物で容易に検討できる。
制作の工程の考えることで実際の製造工程の難易度を想像できる。
工具についての造詣を得られる。
手を動かすことによって頭が働き、想定していなかった形や使い方や素材の組み合わせを事前に発見できる。
さらに何度も作りなおす事で、言葉で説明できない造形や寸法の違いに説得力を持ち、誤差を自分の感覚として得られる。
また、僕の場合はその手作りの成果品に手癖を残さない事を大事にしています。

これらを料理に置き換えると工程は調理の段取り、工具は調理器具や食器、材料は食材、機能は味、造形は見栄えというところでしょうか。
そして、成果品=メニューにどんな癖があるかが制作者の違いになるのだと思います。
一風変わった創作料理を作る人もいますし、表に表れない隠し味だけ凝る人もいます。
また、レシピ通りのものを作る人もいます。

こう考えると、料理とデザインって似てますよね。
あと、料理教室は始めていません。

では。