「ゴットランドシープを代表するようなアイコニックなオブジェ」
世界遺産に指定された島、そして宮崎駿のアニメ「魔女の宅急便」の舞台の参考にもなった
自然豊かなスウェーデンのゴットランド島。
そんなゴッドランド島に生息する希少性の高いゴットランドシープは
シルクのような光沢とクリクリとした巻き毛が特徴。
ゴットランドのシープスキンは北欧では古くからインテリア用品として愛用されており、
スウェーデンでは赤ちゃんの誕生に合わせて購入したり、誕生祝いに贈られたりしている。
ベビーベッド、ベビーカー、床に敷いてその上でちょっとお昼寝など、子育ての必需品。
赤ちゃんの成長後は、インテリア用品として世代を越えて使われ続けるそうだ。
その背景を知り、シープスキンの原反からクッションなどの四角形や円形のインテリア用品を作る際の
端切れを有効に使えないかと考え、たくさんの端切れを確認し、定量的に取れる端切れのサイズを算出し、
オブジェ本体のサイズを決定した。
また、当初は羊の毛皮を使うだけでも十分羊のオブジェに成り得ると考えたが、
普通の羊ではなく”アイコニックな羊”を考えていくと、
羊は巻き毛が生えていない脚にも特徴があるという事に思い当たった。
あえて少し間の抜けたバランスの脚で愛嬌のある独特の雰囲気を表現しつつも、
ぬいぐるみのように可愛らしくなり過ぎない、オブジェとしてのデザインにこだわった。