Unfinished vase


  • 3Dプリンターで製造した「未完成な一輪挿し」。


  • 仕事で3Dプリンターを使ってデザイン検証モデルを制作しているので、それで何か製品が作れるのではと聞かれることがある。
  • ハイエンド機なら可能だと思うが、事務所で使用するような普及モデルでは造形品の強度や仕上がり品質などを考えると、とても製品など作れない。

  • しかしある時、それならそれで未完成によって成立するようなものを作っても 面白いかもしれないと思い作ってみた。
  • 未完成の部分から水を入れたり、ブラシで瓶底を掃除したりできる一輪挿しが出来た。


  • この一輪挿しの製造に使っている3Dプリンターは、下から少しずつ積層して造形する仕様。
  • 造形途中にガラス器を挿入した後、上部が閉じて完成する。
  • 試行錯誤の末にあみだした、造形物が変形しないようにガラスを温める工夫や、
  • タイミングを見計らってガラス器を挿入する技は、我ながら職人芸だと思う。

  • 一日に数個しか作れず、限られたお店でしか販売できないクラフト的な工業製品と言える。

  • Photo : Ikuo Hiramatsu

  • Oct / 2018