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2016/03/3

你好 台北

先日、台北に行ってきました。
旅の目的地の一つは台北市中心部から程近い場所にある
「華山1914文化創意產業園區(華山1914文創園区)」。
工場の跡地を再利用したアート・イベント空間です。
旧正月明けということもあり、新たな催しがスタートしたタイミングでした。

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台北市は急速な都市化と外国資本の流入で不動産価格も高騰しており、
余剰空間もほとんど無いということらしいのですが、この場所は元々酒造工場で、
1987年に工場を移転してから1999年まで放置状態だったそう。

その間に芸術家を目指す若者がこっそり忍び込んで創作の場にしていたようで、
1997年にある劇団が演劇をして不法占拠として訴えられた時に芸術・文化人の指示を得て、
現在のようなアート・イベント空間に発展したそうです。

よく芸術・文化の発展にはベースとして経済発展、行政支援が欠かせないと言いますが、
やはり本人達の創作意欲と行動力が一番の原動力ですね。

今回は当地のデザイナーや作家が、業界人向けの展示や商談会ではなく、
実際にその場所で作品やセルフプロダクションの製品を販売しており、
天候が思わしくなかったのですが、たくさんの観光客や若者で賑わっていました。

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同敷地内のイベントや映画館への来客と合わせて良い相乗効果があるように感じます。
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台北市は街の規模感、人口ともに大阪市と似ており、とても良い刺激を受けました。