2015/06/22
ポートフォリオ
- 先日、とあるクライアントさんからポートフォリオを持ってきてくださいと言われ、はたと気が付きました。
- 僕はポートフォリオを持っていませんし、社会人になってからずっと自分のポートフォリオを作ったことがありませんでした。
- そんな事があり、改めてポートフォリオの事を考える機会になりました。
- 今までたくさんのポートフォリオを見てきたので、こんな事を考慮されていたり、盛り込まれたりしていれば良いな、ということを見る側の視点で書いておきます。
- 1)ポートフォリオを見られるシチュエーションを考慮する。
- ・郵送して見てもらう。
- ・直に会い、相手がポートフォリオを持って見る。
- ・直に会い、自分がポートフォリオの作品を紹介する。
- それぞれでシチュエーションが異なるので、自ずと内容や仕様も変わります。
- 2)プロダクトデザイナーらしい部分に力を入れる。
- ・ページをめくりやすい仕様にする。
- ・ページをめくりやすい紙種を選定する。
- ・手に持って見やすい重さ、大きさにする。
- ・紙厚、透け感をページの内容によって変える。
- 3)相手によって内容を変える。
- ホームページなどで相手の得意分野や業種をリサーチし、相手の見たい内容を推察して比重を変える。
- 4)見やすい構成、仕掛けを盛り込む。
- ・読むよりも、見て理解できる表現。
- ・ページをめくったら解がある構成。
- ・時系列や制作ジャンル別ではなく起承転結を意識する。
- ・ポートフォリオ的なフォーマットにこだわらない。
ある水準まで行くと、表現力・技術力は似たり寄ったりになっていきます。
また、見慣れると次に何が来るのかもだいたい予想がつきます。
インターネットでいろんな人のポートフォリオを閲覧できますし、いろんな人に見てもらう事が容易になってきているので、ポートフォリオの水準も昔に比べてずっと高くなってきていますね。
持ってない人間が言うのも何ですが。