Freude tooth brush

デザインステートメント:私たちは、過去から現在、そして現在から未来へと続く文脈と全体像を尊重しながら、未来を見据え、細部にまで配慮した簡潔で普遍的なデザインを目指します。

Freude tooth brush

旭産業株式会社

Photographer /

Ikuo Hiramatsu

ホテル用歯ブラシのデザイン

一般的な歯ブラシのハンドルの下部に設けられた穴はフック穴だとずっと思っていたが、
実は射出成型時にプラスチックの流れを良くし、成型ムラを出さないためのものらしい。
初めてそれを知った時、使用にあたっては特に機能を持たないその穴と樹脂の流れを、

そのままスタイリングに取り入れようと考えた。

業務用歯ブラシは小売製品ではないため、製品原価に於ける樹脂量の原価の割合が極端に大きくなる。
そこで、発泡モデルで大まかな形状を作った後、3DCADを使って0.1g単位で形状を微調整しながら樹脂量を減らしていった。
使い勝手の考慮はもちろんのこと、生産性の向上と原価の低減、スタイリングを同時に進めたデザインになった。
近年では、ホテル用歯ブラシは市販の歯ブラシと変わらないクオリティのものが多いらしく、
そのため現在は、アメニティとして提供されている歯ブラシを、どう捨てられず持って帰ってもらえるかを思考錯誤している。

この歯ブラシのメーカーである旭産業株式会社のある大阪府南東部は、もともと歯ブラシやヘアブラシなどの植毛の産地。
近年は多くの植毛業者が廃業しているそうだ。

設計領域
・プロダクトデザイン
・プロトタイピング
・ユーザビリティデザイン
・CMFデザイン

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