「社会人1年生」

2015/04/06

だいぶ前に「視座」について書いた投稿の事を、いまだに聞かれる事があります。

仕事が任されるようになってくると、
上司の言うことがころころ変わる、クライアントに振り回される、
というような悩みや文句を言う人が増えてきます。
僕はそれは視座の問題だと思っているので、
ちょっとまた同じような事を、今度は分かりやすく図で触れてみようと思います。

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左が依頼する人 右が依頼される人です。

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ある時、Aの案件を依頼されます。

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Aの案件を進めていると、急にBと言い出します。

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対応力を示してBを完成させると、やっぱりCの方向でもやってみようと言い出します。

その繰り返しによって、依頼される人は振り回されていると感じてしまって
体力的にも消耗し、ストレスを抱えてしまいます。
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しかしこれは、ころころ変わっているわけではなくて、
その先に見えないXという目的があって、そこに向かう可能性を検証しているのです。
一つの可能性の検証だけで目的が達成できるほど甘い仕事はありません。

その先のXがあることを理解するには、会社の動きや状況、社内の人間関係、
会社のサービスが生まれるまでの流れ、クライアントとの関係、
その会社がユーザーから期待されていること、様々な状況を考え、
AやBやCと言われた事の向こう側が視えるようにならなければなりません。

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そうするとAやBと言われても、もっと良い、Cという案が自分で言えるようになります。
これが「視座を上げる」という事です。

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しかし往々にして、依頼する側もはっきりとXの事が視えていない事の方が多いのが実情。
その時は、AやBやCについてではなく、Xについて話し合うことが必要です。
これは依頼する側も意識しなければなりません。

また、若い社員がすぐに辞めてしまうという事もよく聞きます。
それは、このXを話し合うという土壌が無い、
もしくは依頼する側がXをどうにかする権限が無く、
Xを見ずAやBやCの検証ばかりに終始してしまうからです。
(もしかしたらXよりYの方が良いかもしれないのに)

最後に、特にデザインの現場で多い事がXが視えないまま突拍子もなく
Zを主張してしまうということ。

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多くの場合、突拍子もない事が許される会社は、
突拍子もない事をする経営者がいるか、
突拍子もない事を事業にしている会社だけです。

それには自分自身で見極める必要があります。